更生への誓い新たに自力打開を図る

合掌
皆様、暑中お見舞い申し上げます。連日の猛暑に、NPO法人日本青少年更生社の寮舎の庭に咲く朝顔も、少し夏バテ気味ではありますが大空に向かって着実に伸び続けている今日この頃です。

 夏本番を知らせる土用の丑の日も過ぎ、四国香川の山々からはけたたましく、蝉の鳴く声が響いております。この土用の丑の日に鰻を食べて、夏バテを予防しようと言う風習が日本にはありますが、これは昔、平賀源内と言う医学者が鰻の行商が鰻が全く売れず、悩んでいたのを助けるために「土用の丑の日に鰻を食べると元気に暑い夏を乗り切る事が出来る」と、嘘をふれ回り鰻の売れ行きを助けたことが事の始まりだという事です。何だか心が和む嘘に、私も騙されて土用の丑の日に鰻を食べてみました。

 私は、NPO法人日本青少年更生社の門を叩き、更生意欲を認めて頂き入寮しておりましたが、NPO法人日本青少年更生社代表理事西山先生に仕事をする事の大切さ、厳しさをとことん学びました。

そして寮生活を一定の期間経て、香川県の水産企業に西山先生の後押しと紹介で就職させて頂きました。

小さな島でのイワシを獲る、いわゆる漁師の仕事です。

朝3時や4時から始まり、夜6時、7時まで仕事をしております。

正直体力的にも根性が必要とされる大変な仕事で、心が折れそうな時もありますが、そのような時は己に降りかかる辛苦は全て己の身に返る幸福の種であると受け止め、歯を食いしばって我慢の二文字にしがみ付いている毎日です。

ですが、我慢の繰り返しこそ人の本来の生き様かと思います。

 世の中には沢山の仕事があり、その一つ一つにやはり色々な辛さ苦しさがあります。苦しみの中から如何喜びを見いだせるかが、人として人生を歩む上での楽しみではないでしょうか?

私は二十歳から現在の三十七歳までの間、その殆どを刑事施設で過ごしてきました。

親や兄弟、親類、友達からの期待や信用は既に失いました。ですが当会代表理事西山先生に温かく当会に迎えられ、今までに失った物を少しずつでも取り戻しつつあります。

 私が歩んで来た人生がいつか、誰かの何らかの道しるべになるように今後も、堅忍不抜を高揚し、今掴みかけた幸せを実らせて行こうと更生の誓いを新たに自力打開を貫徹する覚悟でおります。

 もし今、貴方が何らかの苦しみの中にいるならば、それは苦しみが大きければ大きいだけ、近い将来訪れる幸せが大きいということです。

幸せの土台は我慢と辛抱であることを忘れずに、貴方が貴方に勝利する時を見守っております。

 「敵は他人に非ず、先ず打つ敵は我が内にあり」

当会代表西山先生の常日頃のこの言葉を私も忘れず、私自身も社会での信用と居場所を築き上げたいと思います。

                              合掌

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担当:理事長 西山俊一 

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