法人設立年月日:平成19年8月14日
人権の擁護又は平和の推進を図る活動
特定非営利活動の種類
①職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動
②人権の擁護又は平和の推進を図る活動
事業内容
①刑務所等の矯正施設からの出所者の就労支援、生活支援
②日本在住外国人の生活支援、就労支援
③少林寺拳法を通じて、青少年の育成
③北朝鮮による、日本人拉致被害者救出の署名活動
① 組織・活動のミッション(使命・目的)
NPО法人・日本青少年更生社は、①問題のある青少年の自立支援②前科前歴のある者の更生支援③生活に困窮している社会的弱者や、日本在住外国人の救済支援をミッションとしている。
具体的には、①は両親の不和、親子関係の問題、貧困といった家庭の事情によって非行に走った者の立ち直り支援。犯罪性のある者との交遊を断ち切ろうとしている者の救済。いじめ、コミュニケーション能力の欠如による不登校、引きこもり、携帯電話・PCゲーム依存からの立ち直り支援。
②は帰るところがない刑務所出所者、並びに生活に困窮している外国人等に対して生活基盤(衣食住)と仕事を提供し自立への道を歩ませている。
② 上記①の組織・活動ミッションを達成するために行っている基幹事業の概要
究極のコミュニティーとしての共生が人を変えている。
単身者は従業員寮に入寮させ、家族持ちは近隣の借家を借り上げ住まわせている。
午前6時起床、6時半から朝食、7時朝礼 (ここからは借家居住者も出席)、その後敷地内と近隣の清掃奉仕という朝の日課は1年365日、一日も休まず行っている。
入寮者は現在16歳から68歳までの14人。各年代層にほぼ均等に分布しているが、この寮では実に細やかな気配りと思いやりが全員に芽生え、ほのぼのとした雰囲気になっている。
NPОに組織替えしてからは西山夫妻が寮に住み舎監兼賄をしている。正に大家族でトラブルは皆無である。
③ 組織実績・成果および組織・活動の基盤について
私は、少年の時よりの少林寺拳法の教儀に共鳴し、昭和55年に土木会社を興した。瀬戸大橋橋梁工事などで就労。蓄財と資格取得の勉学に励み57年には株式会社を設立。プレハブの従業員寮を建築し衣食住込みで行く場のない者たちを採用。仕事をさせる傍ら土木関係の資格を取得させた。やがて下水道工事、道路工事などの公共工事で年間6億円の工事を受注するまでに発展させたが、平成18年11月、公共工事の減少と工事単価の下落で倒産が近いと判断し、自主廃業をした。約2億円の負債があり自己の資産と社屋、土木機器などすべてを差し押さえられたが、行き場のない入寮者のために従業員寮だけは買い戻し、NPО法人・日本青少年更生社を設立。引き続き、刑務所出所者の受け入れを行い現在に至っている。
社員及び入寮者は公共工事の他、更生事業に理解のある造船所などの事業所に就労させながら資格取得の勉学をさせている。
また、若年者には地域の子どもたちにボランティアとして教えている少林寺拳法の稽古に参加させている。開祖の仏教に通じる教えと純真無垢な子どもたちの笑顔によって健全な心身がつくられるからである。
私はこの生命がある限り、力ある限り、少林寺拳法を通じて犯罪更生社に社会に役立つ人づくり、己自身から規範となり、精進致す所存でございます。
日本青少年更生社の前身は1980年(昭和55年)から犯罪更生者の支援を行ってきた善通寺土建株式会社です。
毎年、刑務所出所者を多数受け入れ、就労させながら土木建築等の資格を取得させ、多くの人たちを自立させてきました。元受刑者の改善更生に寄与したとして、法務大臣及び高松保護観察所長から多数の感謝状をいただいております。
現在の就労先は土木、建築、造船などですが、新寮建設の後はハローワークと提携し、情報管理、介護などの職業訓練と就労支援を行ってまいります。
これは少林寺拳法開祖・宗道臣真筆の掛け軸です。
少林寺の信徒は全世界に70万人いると聞きますが、真筆の掛け軸は極めて希少であり持つ者は他にいないと思います。
この掛け軸とめぐり会った私は本当に達磨の子、ダーマの分霊の一粒の種子になれたと感激しております。
森羅万象摩訶不思議なる法縁を犯罪者の更生という困難な活動に活かすと共に、青少年の健全育成にも活用しています。
香川県内各地で毎月1~2回、横田めぐみさんら北朝鮮拉致被害者を救済するための署名活動を行っています。
2012年10月の高松市での活動風景
高松市街はハロウィーンイベントも開催されていて仮装している人たちもいて、とても賑わっていました。
そんな中で行われた拉致署名運動では約300人の署名が集まりました。