若い力

合掌

 早くも二月と相成りましたが、皆様如何お過ごしでいらっしゃる事でしょうか。

旧暦で申しますと、この二月を正月としますが更に気の引き締まる思いにかられます。又、節分でもありますが、本来日本では邪気を祓う為に「鬼は外」と豆をまく習わしがありますが、この日本の、とある地方では、「鬼は内、福は内」と鬼も福も呼び込む、掛け声を掛けるそうです。

これは、鬼を内に入れ正しい道に導いてやる為だそうです。私達のNPO法人日本青少年更生社の活動趣旨も、この素晴らしい考えを常に忘れる事無く、先ず我が身を律し人の為にこそ自分の人生を投じたいと改めて感じます。

 さて、今月のブログには私達の同志の中で一番年の若い、一人の少年の事をお話したいと思います。

彼は少年自立支援施設、以前で言いますと教護院に数年入所していた経歴を持ってます。

そこで、何を感じ何を考えたかは彼にしか分かりませんが、今、頑張っている彼の生活全体を見ても、その過去の経歴がいかなるものだったにしろ、経歴そのものをこれからの人生の糧やバネにしているように見えます。

私達と同じ様に、仕事に励み武道に励みながらの日々の生活は、まだ十代半ばの彼には厳しいだけかも知れませんが、厳しさを乗り越えた先には必ず実感できる喜びが待っているはずです。

今まで困らせて来た、お母さんを安心させてあげたいのだと言って、努力している姿は大人顔負けです。

又、一人の少年の人生の灯になれた事を、当会会長西山先生は嬉しく思われているみたいです。

私達大人も、彼の様な若い力をこの世の中の表舞台で活かしてあげられるように、目線を時に同じくして、見守って行こうと思います。

「辛抱」字の如く、辛さ抱く・・・!

辛さの全てを自分の胸で受け止めて、「辛」の字に一本の線を加え、「幸」を成り立たせられる様、若い力から良いものをいっぱい吸収して行こうと考えさせられた、一年の幕開けでした。

では皆様まだまだこの季節柄でございますので、ご自愛専一になさって下さい。

夢は希望と力になり、そして必ず人生の道標となる・・・・・・

 

NPO法人日本青少年更生社

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