2016年

5月

28日

仁友より 壁を越えた便り

合掌

 度々、手紙を頂きまして恐縮です。

理事長先生が精力的に活動されている事を拝見し私も活力を頂いて居ります。

          

私は木村三浩氏のレコンキスタを毎月読んでいます。

  51日の第444号に掲載されていた記事から抜粋します。

“受刑者との文通、面会の不当制限訴訟で一部勝訴”

という見出しで

本年、昭和52年、日本赤軍、ダッカハイジャッフ事件に関わり、現在岐阜刑務所で服役中の泉水博受刑者らが“知人との文通、面会を不当に制限された”として国に賠償請求を提訴していた件で329日岐阜地裁は“刑務所長の裁量権の乱用が認められる”として原告主張を一部認め、国に対して20万円の賠償を命じる判決を下した。

原告によれば、2010年までは問題なく許可された知人との文通、面会が突然不許可になったという、文通、面会は旧監獄法下では基本的に親族しか許されなかったが、新法下では友人、知人までその範囲が拡大された、所が施行後数年も経ず刑務所現場では、業務の効率化を理由に“特段重要ではない文通、面会は認めない”措置が習慣となった、刑務所の明文化された規則では処しきれずに所長や刑務官の裁量にゆだねられる事例が存在する事は致し方ない、しかし、新たに法で許された外部の友人、知人との文通、面会を裁量で禁ずるのは法の意志に逆行するものだろう、刑務所は受刑者の更生を旨とする、いたずらな公権刀濫用による締め付けがその目的に合致するものとは云い難いのではないか、

と、いうものです。私も全く同感です。

又、フィリピン人のアルテミオ、リカルテについて書いてありましたので要約して書きます。

彼はフィリピン独立の闘将であり、戦前、日本に亡命して横浜の山下町で生活していたそうです。

山下公園の一角に彼の記念碑が建っているそうです。

それは、大東亜戦争中日本軍と共にアメリカに対して戦ったからだそうです。彼を称える山下公園のリカルテ記念碑は“財団法人フィリピン協会 岸信介会長”の名で功績を銘記してあるそうです。

理事長先生の処の東日本支局長はフィリピンと横浜に馴染みがあります。アルテミオ リカルテについては私等よりよく知っていると思いますが念のため書きました。

 

私は従来からTPPについて反対する立場で考えています。何故かといいますと、人間の在り方で最も大切な“食”について余りにも軽卒に捉えているからです。農業は自然に依りむ産高が違います。工業の様に確定性がないのです。あらゆる面で天候に左右されて今まで獲れていたものがゼロになる事が有ります。これでは日本の農業は衰退する一方です。

東京新聞が20134月に報じているのは、19の道県が地元の農林水産業への影響を試算した所、千葉県と茨城県では牛乳や乳製品出計を立てている酪農農家が全滅する判定が出ました。

問題は多くありますが、例えば関税です。関税撤廃で日本はアメリカ産業に徹底的に荒らされます。食糧が外交上の武器という考え方から政治戦略に利用し始め莫大な補助金を出して農業支援を行っている事はレーガン政権時代から周知の通りです。たとえば、アメリカ産米が60キロで3000円で市場に出ます。かつてレモンは150円でした。それが自由代の結果、サンキストのレモンが110円で出廻り日本の出産者は廃業しました。そして競争相手がいなくなるとサンキストは1100円で売り出したのです。更に国家にとって危険な事は遺伝子組み換え食品の稲の輸入に依り我々の知らない間に当たり前のようにスーパーの店頭に並ぶのです。

厄介な事にアメリカ産遺伝子組み換え食品についてアメリカ側は表示義務を撤廃する方向でいます。

まだまだ危険な事が有り、BSTという成長ホルモン剤を使うことで牛乳や牛肉の取れ高が30%増加するのですが、成長ホルモン剤使用食品はガン発生率高いのです。その為EU圏はBSTを使った食品を全面禁輸しています。

 

そもそもTPPとは環太平洋経済連携協定の事で之として東南アジアの経済発展途上国のあらゆる貿易を対象にした関税の引き下げ、輸出入の自由代を前是に交渉・合意するものです。この連携の中で主導的立場にあるのがアメリカです。日本を始め各国はアメリカの利益誘導に嵌らない様に交渉することが肝要だと思います。このTPPの恐るべき実態を知り危惧する人達は違憲訴訟の準備を始めました。

つまり、食の安全が保障されないという事は、

憲法二十五条の“健康で文化的な最低限度の生活を営む権利”

に反する事になり、又、ISD条項が(投資家対国家の紛争解決方法はニューヨークの世界銀行で三人の裁判人の下で非公開に行われていてアメリカはこの裁判で負けた事が有りません。)国の行政立法、司法を侵害しています。

私も可能ならばこの起訴の原告に成りたいと思います。

 

今回はとり止めない事をダラダラと書いて申し訳ありません。それでは先生のご活躍を祈念して失礼申し上げます。

                            再拝

                          熊本支局長

西山理事長先生

 

P,S

山梨の日本航空学園で梅沢翁銅像前での写真ありがとうございました。東日本支局長も元気の様子ですね。

                     

 

会長から仁友、熊本支局長へ

この様に、互いが、手紙のやり取りをしていく中で、何年もの社会での友人であったかのような、思いです。

日本青少年更生社の、熊本支局長として仁友は、適切な、重要な、今、更生社の位置にいます。

物の捉え方、社会の流れ(世情)人の気持ち(心情)、苦労深山の中で、勉学された博識で御座いましょう。

更生社には、是非とも居て貰わなければ為らない人物で御座います。また、不思議な事に、日本青少年更生社の、各支局長も、仁友に劣らず、強者たちが活躍しております。

今、東京都知事 桝添 要一 氏 政治資金の問題をテレビにて大騒ぎしております。

私の一言申し上げるならば、なんと東京都、世界の東京たるもの、トップである、知事が歴代ともに不正に関わるましてお金に関わる問題で、世間を騒がしている、事は都民、又は国民を愚弄しているのではないでしょうか。

如何なる事(詭弁)を、本人が言おうと、国民は、都民は、馬鹿ではないでしょう。

日本最高の学府を、トップで卒業した、エリートの人生を語るドラマ、虚実ドラマでしょう。

又、元野球選手、清原 和博は、覚醒剤使用事件と、この最近両名の、日本の凛たる者が、一瞬にして、消えていく…様に思われます。

それぞれの物にも天は、完璧無敵を与えてはくれていなかったのでしょう。

私は、清原君には、野球少年の夢をこれ以上、壊さないでほしい。と願い、清原君に、更生をなさることに、期待をしております。一部の者はテレビの中で、清原君の事を、もう二度と立ち上がれない様な批判をしていましたが、それは更生をしようとしている者に、足枷を履かせるようなものであります。

更生は、幾度も幾度も躓きでも、立ち上がり、更生をしていくものです。そしてそれを支える私達がいるのです。

清原君 頑張ってください。君の為、野球少年の為、迷惑をかけた、人々の為、青い空を見上げ、風を顔に受け、透き通る天空に目指せ。

 

                      愚生 西山 俊一郞

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2016年

5月

22日

合掌礼拝

合掌礼拝

 

 五月晴れの眩しき空に、一切衆生にとっての等しき自由を感じる今日この頃ですが、先生に於かれましては、日々ご息災にお暮しの事と存じて居ります。  天は地上に、平等に光を照らし、水を与えます。 そして天には、一切、遮る堀も壁も、境界もありません。 例え囹圄に身を置いても、上を向けば個々に自由が広がっていることに気付くことが出来ます。 これは、心の目線の持ち方一つで、苦を心から解く事を教えた者の様に私は感じます。

 

それは境は心に従って変ず

 

  心の垢るるときは即ち濁る

 

の言葉に相通じる捉え方かと思っております。

天にあっては天の道となり、地にあっては地の道となり、人にあっては人の道となる摂理を認識し、世の流動因果に反する生き方は必ず害を及ぼす事を知らねばなりませんね、日々修業です。

 即ち、天の道、地の道は全て人の道という事でしょうか。

心すなわち理

の考え方を基本にした陽明学ですね。 宇宙の理が人間の心と通底するとする学問は仏教根本でもありますね。

 

 

 諸

 

 

 

 自

 

 

 

「全ての悪しきことをなさず、善いことを行い、自己の心を浄めること、これもろもろが仏の教えである」・・・ということを教えた偈ですが、青い空に自由である身を認め、誓いとして、この偈を唱えてみました。 そして、この大空に、先生の姿を見つけました。

 私も自己改革、自己人生革命を目的として、日々、私なりに収容生活を送るように心掛けてます。 いつもそのよで辿り着くのは必ず、  仏教思想です。  これは、先生の影響そのものと思いますし、迷いの中で辿り着いた場所が仏教であることを、心から嬉しく感謝致している日々です。

 お釈迦様が説かれた、人間の生き方に関する言葉に、犀の角という物を見つけました。先生の武道指導に私は何度も参禅して来た訳ですし、少なからず付き人も致しました。

その祈りに受けた、御指導、御教育そのものを、感じさせるのが、この犀の角なのです。

 貪ることなく、詐ることなく、渇望することなく、見せ掛けで覆うことなく、濁りと迷妄とを除き去り、全世界において妄執のないものとなって、犀の角の様にただ独り歩め。  世の中の遊技や娯楽に、満足を感ずることなく、心惹かれることなく、身の装飾を離れて、真実を語り、犀の角の様にただ独り歩め。

 最高の目的を達成するために努力策励し、心が怯むことなく、行いに怠る事無く、堅固な活動を無し、体力と努力とを具え、犀の角の様にただ一人で歩め。 貪欲と嫌悪と迷妄を捨て、命を失うのを恐れることなく犀の角の様にただ独り歩め。

 先生の教義とする根元は釈迦に有り…ですね。

 私はこれまで耳で聞き心で感じてはいましたが()行いを怠っていたことに、つくづく思う処があります。

 更生と言う大課題を背負う者にとっては、一番大切な事は、盲目になることなく、常に目と耳は大きく開いておくことが重要点、ということでした。 この身をもって、更生の道のりには数多くの落とし穴がある事を知っておく心構えも必要でした。

穴に落ちた経験を活かし、この穴からの登り方を正しく学び、穴に落ちないための心得を人に教える事が、出来るのではないかと考えてます。

立志の功は恥を知るをもって要を成すとあります様に、志を立てて成功するには、恥を知ることが欠かせない要件であると私も思うです。

決して過ちや、罪を正当化しているわけではありませんが、私自身、恥と思い、情けない情けないと思った経験から、何か生まれるのではないかと思うのです。

 過去の失敗を活かすがための日々の収容期間、修行として、四諦八正道に努める考えでいます。

 又、先生の、償いや贖罪は、社会に出てからこそ始まるという教えを、しっかり、この頭に、叩き込んでおきます。 身は囚われとて、心は天を駆ける 心を広く、大きく、開いて、我が在るべき姿を追い求めて参ります。

 明治天皇が教育勅語を発布したのは明治23年ですが、この平成の時代にこそ、重要な内容であると私も感じております。 祖母とよく口ずさんでいたことも思い出され、何か日本人の原点的な物の様に思います。

 朕惟フニ、我カ皇相皇宗、國ヲ肇ムルコト宏遠ニ徳ヲ樹ツルコト深厚ナリ。 武力巨民、克ク志ニ、克ニ考ニ、億兆心ヲーニシテ、

世世厥ノ美ヲ濟セルハ、此レ我カ國體ノ精華ニシテ、教育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス。

私もこの年齢になって、この意味も理解できるようになったのですが、この教育勅語を作るのに先立って、明治天皇が儒学者である、又、明治天皇に論語などの講義をした元田永孚に作らせた、

“幼学綱幼”なるものがあります。

日本青少年更生社のブログ五月便りを目にし、先生と私の波長が合っていると強く感じました。今、私が開いて独学している本が丁度、整合するのです。心を見つめられている様で、鳥肌が立ちました。

 

幼学綱要二十の徳目

孝行 (親の恩に感謝する事)

忠節 (国家には忠誠を尽くす事)

和順 (夫婦は仲むつまじくする事)

友愛 (兄弟姉妹は仲良くする事)

信義 (友人は助けあう事)

勤学 (一心に勉強する事)

立志 (志を立てる事)

誠実 (正直で真面目なこと)

仁慈 (思いやりの心を持つこと)

礼譲 (礼儀正しい事)

倹素 (無駄遣いを慎むこと)

忍耐 (我慢して忍ぶこと)

貞操 (女子として操を守る事)

廉潔 (心や行いをきれいにする事)

敏智 (機敏に知恵を出す事)

剛勇 (不動心を養う事)

公平 (えこひいきをしない事)

度量 (心を大きく持つこと)

識断 (正しく判断する事)

勉職 (まじめに仕事をすること)

 いずれも、人間として欠く心からざる徳目ばかりですが、人が人たる修行の深さ、厳しさ、難しさを、ことごとく思い知らされた気が致します。

 私は、複雑な人間関係を環境である刑務所でこそ、実践すべき指標と捉えております。

 控訴も棄却の刑4年と思います。 私は、他の人間の刑4年よりも、何倍も何十倍も有意義で濃密で価値の大きい務めにしてみせる考えでおります。 人とのド突き合いは、好きなだけ神拳の道場でやれます。人との言い合いは、好きなだけ、先生と禅問答できます。

 西山門下生必須の

慈悲忍辱 自己練磨

これに徹して早い出発を得ようと思います。早く出る事にだけ思いを寄せず、もう来ない事を第一に、懲罰受刑者に徹します。

不自由を常とし、咎められるを当然とし、謝るを責任とし、課された立場にトコトン徹します。

今、私がここにいる場所の意味を忘れず、又、こうしている間でも、家族の涙が流れていることを決して忘れず、悪戯に時間を浪費させる事無く、

我れ今を生きたり

の精神で過ごします。

 先日、町田支局長に対し文を認めましたので、お届けしましたが、東日本支局の住所がわからず、本局に届けました。転送して頂きたく存じます。

 62日は判決ですが、63日は40歳の誕生日を迎えます。良い区切りにします。

 では、季節柄、ご自愛の程を…!

敬愛 先生様、 

        愚 月下人 坊より

 

 

合掌

この者は、四年前、寒い国の施設より、更生社の門を叩き、更生の為、修行しておりました。 しかし、残念至極で御座います。悪魔の囁きに、踊らされ、悪の道へ、冥府道へ、陥ったのです。

 そこに、この者の運の強さと言おうか、冥府道の入り口に仏陀が居たのです。

迷える比丘よ、何を躊躇う添えまだ、間に合うぞよ、善行道に引き返しなされ、と悟られ、この様に私めに便りしたので御座います。嘘のような、話で思われましょうが、本当の話で御座います

(少し仏教に入り込んでますが…(^^;;))

私は、正しい釈尊の教え、達磨大師の易筋行を修行する、一人の修行僧で御座います。

この教えを一人の者にするものではなく、他に与え、人に教え、己こそ己の寄るべ、良く整いし己こそ、誠得がたきよるべなりを、実践活動を教えるものである、社会に復帰したならば、比丘よ、翌々修行を成されし、候。

 

                      愚生 西山 俊一郞

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2016年

5月

17日

道縁に歩む

 拝啓 西山先生。

 

先日は震災見舞いを有難う御座いました。諸々の事情で今は独立無援となってしまいました私に、道士である先生のお心遣いに人の温もりをいただき、遠く東の善通寺の空を唯々合掌する次第です。

 

 今までこういう災害は、他人にだけ起きる物だと思い込んでいましたが、そうではありませんでした。14日の前震ににこれはただ事ではないと驚いていたところに16日のまさかの本震。わたくしグルグル回るような縦揺れというものを今回初めて経験しました。

 

 御存知のように警察署に消防署、そして刑務所という物は憎らしいほどに頑丈に作られております故、当所は築50年以上にもかかわらず、さしたる被害は有りませんでした。現在柔道場が避難所として被災者に使用されておるほどです。とはいえ以後非常事態で日常業務や作業は停止しました。

 

 しかし当初の2~3日こそ非常食のカンパン等でしたが、それ以降は平常食に戻り、周辺住民の被災者の方々が生活に困窮を強いられておられる中(特に水)、我々は風呂にも入れてもらえ、人を殺めた身の上でありながら堀の中に安住させて頂いていることに申し訳なく心が痛みます。

 

 人は極限状態では「水一杯がおいしい」と小さなことでも幸せを感じられても日常ではなかなか普通(当たり前)であることの幸せを感じるのは難しいものです。

 

 また職務とはいえ、我々受刑者の安全や食事の確保の為に自身の事を差し置いて動いてくれた職員に感謝です。人は自分一人では生きていない、生きられない。こんな事でもない限り、愚かな私はそのことに気付くこともないままだったでしょう。

 

 回数こそ減りましたものの、現在でもドンッという直下型特有の突き上げる様な余震が続いており、未だ予断を許しませんが一日も早く世間に日常が戻ることを願うばかりです。ちなみに当所は作業も6日より時間短縮にて再開し長い長いゴールデンウィークがやっと終わりました。

 

 これから梅雨に入るというのに、周辺の民家の屋根にブルーシートが目立ちますが、これだけの世帯数となると瓦職人の数も足りないでしょう。被災者にはお気の毒なことです。ましてや身内を亡くされたり、家が全半壊された方々のこの受け入れがたい現実を静かに受容し、平常心を持続させることは並大抵ではありませんでしょうが、どうか立ち直って戴きたいものです。

 

 話は変わりましてご送付くださいましたコピー拝読致しました。やはり先生の様に発心されて、高い魂の波動、高貴な人生目的を持たれた方は同じく志の高い方たちとの出会いがあるものなのですね。人生の法則とでも言いましょうか。

 

 ひるがえってこの私などは逮捕直前のシャブ中の頃は似たものどうし、類は友を呼ぶとはよく言ったもので見渡せば周りは金運に見放されたクズばかりと。。。。いや、やめときます、あの頃の事はもう思い出したくありません(笑) ( ̄∀ ̄;;)

 

 新しい寮も完成されたようでおめでとうございます。一年365日6時起床、朝食、ミーティング、清掃の変わらぬ日課に加えて修練道場まで備わっておられる訳ですね。自らも四段である少林寺拳法の教えと、禅の開祖たる 達磨大師 の教えのもと、正しき志、心の実践を標榜されておられる先生ならではです。

 

 軽い気持ちでタダ飯に在りついて利用してやろうなどという甘い考えにはきついでしょうね、ケツを割る者も多いのではないでしょうか(笑)

 

 言い方を変えればその程度の覚悟と意志の強さすら持たない者に真の更生は難しいという事でしょう。私の様に常に戒めがないと糸の切れた風船のようにあらぬところに飛んで行ってしまう者は特にです。

 

 少し私の近況をお話ししますと、現在昼夜独居の身であることは初めに申し上げたとおりです。そもそもの発端は、下獄して最初の工場(ミシン)の雑居で同房になった山口組系の若手組長ともめて人間関係にうんざりしたというのが理由です。

 

 確かに刑務所では堅気よりやくざ者の方が偉いという不文律があり特殊な世界とはいえ、社会でも同様の人間関係は避けて通れません。ここでうまくやれないのにこんなにメンタルの弱い事では出所しても先が思いやられます。学生時代劣等生だった私は結局この刑務所という「学校」でも劣等生でした。

 

 これは昼夜独居生活による拘禁症状なのか最近ウツの傾向が顕署になって参りまして、先日ある雑誌のウツ病自己診断テストという物を試してみました所、

「自殺レベルで、もはや手遅れ」という結果でした(笑)

 

 私はいつまでもこんなところにくすぶっていないで○○さん達のいる工場にでも出れればよいのですが、、、やはり人間という物は自分の能力以上を求められる環境でなければ個人の成長は難しいものですね。○○さん以下支局の高い志を持つ有志の中に身を置いて引っ張り上げてもらいたいです、情けない話ですが。。。

 

 今度区長面接でこの件相談してみたいと思います。が、しかし一度の昼夜の気楽さを知ってしまうと駄目ですね、このメリットも何とも捨てがたく、、、とまあこのように堂々巡りでまったく煮え切らないのですが今はせめてこれ以上劣等生にならないよう、ましてや留年(増刑)にだけはならないよう最低限獄則だけは守っていきたいと思っています。

 

 私事ですが今月5日をもって54歳となりました。この年になると生き様がそのまま顔に現れると申します。改めて鏡でしみじみ眺めてみますと、先生の面魂に比してこのいかにも倫理観の低そうな顔、まったく遺憾ともしがたいですが、残刑六年のうちに精神を練磨し内面はもとより面構えも変わった私でそちらをお尋ねできればと願っております。

 

 しかしながらこの歳で元が元ですからあとどれだけ伸びしろがあるか分かりません私ですが、どうぞ今後とも宜しくお見知りおき願います。

 

 最後となりますが昨日頂戴しました後便のお便り再読三読と致しました。元門下生のこの方の更生にかける渾身の決意表現、確かに感じられ、こちらまで鼓舞されました。私にはとてもこの方のような高尚な文章を綴る事ができませんのがお恥ずかしい限りです。此度の駄文もどうか読み捨て置いて下さいませ。

 

 それではこれからも堀の中より先生のご清祥をお祈りしつつ筆を置かせてもらいます。

                        合掌

西山先生

               五月八日 熊本支局会員 西尋坊より

 

この便りは、今、熊本震災の被災地にある、熊本刑務所内、熊本支局会員よりの悔悟並び、贖罪の清らかな偽りのない自分を、私への便りにした。

人は例え重罪を犯しても、罪を償えば終わりとすると思う。では、ない。

私は、社会に出所してからも、人間として罪を償わなければならないと思う。

犯した罪の重さ、人の命の、尊さ。刑期を務めれば、終わる物では、ない

人間は生まれながらにして、四苦八苦という大きな罪を背負って、生まれて来た。

釈尊は、八正道という人間だけにしか与えてくれていない 智(理性) という物を神が与えた。

この八正道を人間としての生きて行く道標にしなさいと、何千年も昔、大昔、気の遠くなるような悠久の時を超えてまで、今、私達に生きる、活きる、術を教えてくれている。

あ~人間って愚かだな。でない、生き物でしょ、頑張って一人で人生を歩けないならば、人という字は、もう一人の人間が支え合って人なんですよ。ね。そうです。

全て、宇宙の法則は、、表裏一体なんです。

努力、自己の、心身の練磨、終わりなき、生涯学習でなければならない。

君に、指導できる様な偉い男ではないが、更生に駆け足、しながら、走っている私です。

道縁がここに、熊本の地より、また、生まれた。

                          合掌

                                                              愚子 

それは境は心に従って変ず

 

心の垢るるときは即ち濁る  (性霊集より)

 

環境運命は心に従って変わる。心が垢れれば環境、運命も濁る。

 

              弘法大師 生誕地 善通寺

                                 発心

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2016年

5月

14日

熊本便り

 

合掌

 

先ずは御礼を申しあげます。

御忙しい中、私の為に本を送って頂き、感謝に耐えません、有難う御座いました。

 確かに受領しました。

 理事長先生から“仁友”と、身に余るお言葉を、頂き感激です。今後尚一層の、努力精神を期したく、想いを、新たにしました。

 

 平成二十八年、熊本震災の被害者救済の為、私、熊本支部は、会員に呼びかけて有志を募り、義援金を送ろうと、思っています。

 

 それでは、先生の更なる御活躍を、念じて失礼いたします。

 

一枚目の便箋を、描き終えたところで、先生からの手紙とパンフ、梅沢先生著の、“人生で一番大切な10の知恵”の、本が届きました。有難う御座いました。

梅沢先生の著書は、私が模範とする教育勅語の、大切さを説かれており、共感するところが、多々あります。

東日本支部長の町ちゃんが描いている、世界右翼連合の、理念について彼から相談を、受けた事がありました。私は、道義道徳の人の道に、ついて世界に、発信する必要性から、理念とする事を話しました。

彼の企画が、どの程度進歩しているのか分かりませんが、私は、蔭ながら応援しているのです。

 

手紙の順序が、再々違いまして、申し訳ありません。理事長先生から、五月六日に、手紙が届きました。有難う御座いました。先生の門下生の方からの、お手紙、拝見させて頂き、感銘致しました。門下生の方の心中、如何許りかと、思いを馳せる次第です。

私も先生の、許で修行させて頂いているものと、常々自分に言い聞かせております。己を修める心を、先生に支えられて真摯に行います。これまでは堀の中の暗闇でした。先生の縁を得てより、一筋の光明が見え、次第に私の全身を照らし、その身体に入り、冷えていた体が熱をおびて、修行する源泉と成っております。

 

 比叡山の二五三世天台宗座主、山田恵諦座生が、著わされた二五方便というのがあります。

  具五録

1、     自戒清浄

  心の安定を保つ為に悪心悪業を除き善心

  善行を修する生活を決意する。

2、  衣食具足

  時節に相応して心身の調和を保つ衣や食や食を

  調する

3、   閑居静処

  心を安定させる生活に適する環境を求めて

  住居を定める

4、     息諸縁務

  修行に専念する為に世間的な事業を離れ

交際を断ち技芸や聴講を息める

5、     須善知識

  物心両面に援護してくれる外護者と修行を

指導してくれる先覚者、共に修行を励む

  同僚の三者を揃える                         

 

具五録は、先生から施される指導そのものです。

私は毎々、浄土真宗の信偈を勤行しています。

その時、具五録を唱えるようにしています。

 

それでは、文章が後継ぎになりまして、申し訳ありません。

何卆宜しくお願い申し上げまして失礼いたします。

                        再拝

平成二十八年五月十日

                    熊本支局長より

西山理事長先生へ

 

 

合掌

 

天地異変の熊本の地より、熊本支局、支局長、仁友より便りあり。

熊本の被災地の方々に、心よりお見舞い申し上げ候。

一日でも早くの、復興を願うもので御座います。

日本青少年更生社も先月、高松市内において義援金の募金運動を、行いました。

今の、日本青少年更生社の善意の心、少なからずの想いです。

熊本刑務所が、被災者の為に、刑務所所内の体育館を避難所として提供したことを聞き及びました。

今の私達が、何かお役に立てる事を願っております。

熊本支局長の、所内での義援金の募集運動をするという行動は、日本中の刑務所を探しても無い、尊く、人の真似のできない事で御座います。

有難う。

 

熊本支局長及び会員方々に、日本青少年更生者の代表として、心より御礼を申し上げる、次第で御座います。

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2016年

5月

10日

ちょっと一言

 

合掌

 

 先日なんとなく、テレビをつけた時、大物俳優、杉良太郎さんの犯罪更生保護運動を、非難し売名行為だと、言っているテレビを見た。

 まぁ、なんという人が、この世にいるのかと、思い呆れている次第で御座います。

 一人の善意者が、億単位の金を、使う民間人がいるのでしょうか(疑問)

 又、それを、批判する人もいるのでしょうか(疑問)

 私にとって、到底理解できない、疑問です。

 一般社会に於いて、犯罪更生運動に、本気で資産を投げ出し、支援する人は、幾人いるだろうか(疑問)

 杉さんを、批判する人の方が、売名行為では、ないでしょうか。

 社会は、犯罪を少なく、更生者を多く、善なる道に、導くのが、世の為ですよね。

 杉良太郎さんは、売名行為と、言ってくれるなら、一億二千万人の、人々が言って下さいと、テレビでコメントをしていたのを、思い出し

(杉 良太郎) て見直しましたよ

 一介の、芸能人じゃない。歌手ではない。

 人間貴重文化人に、したい人ですね。

 私が、総理大臣ならば、表彰もんですよ。

 批判する暇が、あるならば、杉良太郎さんの、お手伝いでも、してあげてください。

 日本中、杉良太郎さんの様な人が、一人でも多くいれば、社会は変わります。

 このページを借りて、(ちょっと一言) お願い申し上げます。

                            

                           愚子

 

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